合鍵

2011年01月04日

不動産管理会社社員、アパートのマスターキーを余分に複製して部屋から下着泥棒

2010年11月、仙台市内のアパートに女性が帰宅し、玄関ドアを開けようとしたところ、室内からドアが押し開けられ男が姿を現した。男は逃げようとしてベランダから落下し、110番通報で駆けつけた宮城県警が身柄を確保した。男はそのまま救急車で病院に搬送されて入院後、逮捕された。逮捕された男は、大手不動産管理会社の社員だった。


男はアパートの保守点検を装って全部屋が開けられるマスターキーを所持、大手の不動産管理会社のジャンパーを着ていた。
男の自宅からは、盗品とみられる家電製品や数本の合鍵、約100枚の女性用下着が発見された。男は7年前から同じような手口で数十件繰り返した、と供述している。

犯行現場となったアパートは、約2年前に火災が発生し、大家が全部屋の鍵を交換することにした。これを担当したのが、不動産管理会社の社員だったこの男。

鍵業者にアパートのマスターキーを3本作らせて、2本を会社に渡したが、1本を手元に残したとみられる。



合鍵を使った犯罪は全国的に後を絶たない。
平成2年、静岡県浜松市のマンションで、女性(24)が全裸状態で殺害されているのが見つかった事件では、不動産管理会社幹部の男が会社に保管されていた合鍵を複製し、犯行に及んでいた。その後、十数人の女性が性的暴行の被害を届け出て、男の常習性も明らかになった。

産経新聞 1月2日


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