2012年10月26日

「到着遅れを隠すため」防犯装置の作動時間を虚偽記載 大阪の警備会社摘発

防犯装置の作動時刻を記録する帳簿に、実際より遅い時間を記載したとして、大阪府警は24日、警備業法違反の疑いで、大阪市西淀川区の警備会社「アムス」の社員ら3人と法人としての同社を書類送検した。3人とも「警備員の現場到着の遅れを隠すためだった」と容疑を認めている。

警備業法規則は、防犯装置の作動から25〜30分以内に、現場に警備員を派遣すると規定。到着遅れは営業許可の取り消しなど行政処分の対象になる。府警は同社が適切な人員態勢を整えず、処分を免れるため虚偽記載を繰り返したとみている。

送検容疑は今年5〜7月、滋賀県草津市内の小学校で防犯装置が作動した時間を約1時間遅くするなど帳簿に計6件の虚偽記載をしたとしている。

府警によると、同社は大阪、兵庫など4府県で企業や公共施設など約1500カ所と警備契約。書類送検された社員3人は、通報を受けて警備員の派遣を指示する指令業務を担当していた。

産経新聞 2012年10月24日

keibihikaku at 06:33│ 事件 | 警備会社
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